千年の文化に関わることのできるかけがえのない経験
志賀海神社では、古くから続く祈りや志賀島の地で大切に受け継がれてきた地域文化が今もなお日常の中に息づいています。日々の奉仕そのものが、文化の継承であり、2,000年以上の歴史を持つ神社で日々神事を行いながら参詣者の祈りに向き合う時間は他では得られない尊い体験です。

志賀海神社(しかうみじんじゃ)は、博多湾に臨む志賀島に鎮座する神社です。古代より「海神の総本社」として国家的な祭祀が行われ、潮の満ち引きや風の気配とともに、祈りを捧げてきました。この地で我々が受け継いできたのは、神事という形式的なものだけではなく、自然と共にある暮らし方、人を思いやる心、集落とのつながりといった“目に見えない価値”です。時代が移り変わっても、祈りの本質は変わらないと考えています。訪れる人の心がふっと静まり、背筋が伸びるような場を守り続けることが我々の役目だと思います。
志賀海神社では、古くから続く祈りや志賀島の地で大切に受け継がれてきた地域文化が今もなお日常の中に息づいています。日々の奉仕そのものが、文化の継承であり、2,000年以上の歴史を持つ神社で日々神事を行いながら参詣者の祈りに向き合う時間は他では得られない尊い体験です。
参詣者の方から、「ここに来て気持ちが軽くなった」「ありがとう」という声を直接いただける場面も多々あります。目の前の人の人生の節目や転機に、そっと立ち会えるのは私たちにとって大きなやりがいです。
四季折々、豊かな自然に囲まれた志賀島。潮風が吹き抜ける境内、歴史ある建築など、都会でなかなか味わうことのできない空気と時間が流れています。
志賀島の静かな自然の中にたたずむ志賀海神社。海の安全や豊かさを守る神社として、地元の人々だけでなく、遠くからもたくさんの参詣者が訪れる場所です。昔から、天皇や武士たちにも大切にされてきた歴史ある神社で、今も変わらず、季節のおまつりや日々の祈りを通して、地域の人たちの暮らしと深くつながっています。
志賀海神社では、年間を通して大小あわせて70の祭事が行われており、地域の暮らしとともに祈りが根づいています。特に、「歩射祭(1月)」「山誉祭(4月・11月)」「御神幸祭(10月)」などは、福岡県の無形文化財にも指定されており、海の民と神様とのつながりを今に伝える大切な祭りです。なかでも御神幸祭は、2年に一度、神様を乗せた神輿が志賀島をめぐる勇壮な神事で、地域の人々の手によって受け継がれています。